パソコンがノートパソコンの場合、ノートパソコンを折りたたむ(ディスプレイを閉じる)とどうなるのでしょうか?
ノートパソコンを折り畳むと内部のディスプレイの電源が切れます。しかし、何も設定していない場合はノートパソコンの電源が切れることはありません。
ノートパソコンは『シャットダウン』されたのではなく『スリープ』という状態で待機状態となります。
スリープ:パソコンの電源はONの状態ですが、画面などをオフにし、パソコンを待機状態(省電力モード)にすること。基本的にはキーボードの何かのキーを押す、マウスを動かすorクリックすることでパソコンはすぐに起動します。
パソコンを閉じた時の動作を変更する方法
コントロールパネルからパソコンを閉じた時の動作を変更できます。
1.コントロールパネルを開きます。
『スタートボタン』をクリック
『Windows システムツール』をクリック
『コントロールパネル』をクリック
2.『ハードウェアとサウンド』をクリック。
3.『電源ボタンの動作の変更』をクリック。
4.パソコンの電源オプションを変更します。
バッテリ駆動時と電源に接続時の2つの設定を指定することができます。
なお、デスクトップパソコンの場合は蓋を閉じるという操作がなく、バッテリ駆動することがない(常時電源接続)ため、表示はノートパソコンよりも簡素な物になっています。
パソコンを閉じた状態で持ち運んでも大丈夫?
パソコンをシャットダウンせずに、パソコンの蓋を閉じただけ(スリープ)の状態で持ち運んでも大丈夫なのでしょうか?
これは気になる方が多いかと思いますが、大丈夫です。
パソコンは、ハードディスクが回転しているときに強い衝撃を与えてしまうと壊れてしまうことがあります。
ですので、これまでは『パソコンが起動しているときにはパソコンを動かしてはダメ!』という考えが一般的でした。
今回解説した、パソコンがスリープ状態の時には、内部記憶装置(ストレージ)であるハードディスクの回転は止まっています。
しかも最近のパソコンはHDD(ハードディスクドライブ)ではなく、SSD(ソリッドステートドライブ)を搭載したものが主流となってきており、より衝撃に強くなってきていますので、SSD搭載のパソコンは起動時に持ち運ぶなど、パソコンを移動させても問題なくなってきているのです。
まとめ
ご自身のノートパソコンの使い方によって、パソコンを閉じた時の設定を見直してみましょう。
パソコンを閉じたらしばらく使わない人
→閉じたらシャットダウンに設定
パソコンを閉じた後もこまめに使う人
→閉じたらスリープに設定
これでパソコンの便利度がグッと上がるはずです。