メタバースとは
Facebook社が社名を「Meta」へ変更することを発表し話題になったメタバース。
米Google傘下のYouTubeもメタバースへの参入を検討しているとか。
皆さんの中にも「メタバース」という言葉自体は聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メタバースとは何か?
コンピュータやインターネット上で提供されるもうひとつの世界、およびそこで提供されるサービスのことです。
メタバースの空間はコンピューターグラフィック(CG)で表現された仮想空間です。
そのため、現実とはかけ離れた世界を構築することも可能です。
またインターネット上の世界ですので現実のような敷地の制限もなく理論上どこまでも大きな空間を作ることも可能です。
そうした現実を超越した(meta)どこまでも広がる空間(universe)を表した言葉です。
仮想空間の中でアバターと呼ばれる、インターネット上での自分の分身で世界に入り、遊んだり、会話をしたり、お買い物をしたり…と誰かとコミュニケーションをとることができる場所がメタバースです。
最近話題になった言葉なので、新しい概念だと誤解されがちなメタバースですが、実際には2000年代初めから既にある概念です。
そんなメタバースですが、「CGで作られた仮想空間ならば入るにはVRゴーグルが必須では?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、多くのサービスはお手持ちのスマートフォンやPCなどからアクセスが可能です。
また、メタバース空間へはアバターで入り、その姿でコミュニケーションを楽しむことができます。
「顔と顔を合わせるのはちょっと…」という方も安心して参加できるでしょう。
メタバースのこれから
いまメタバースが注目されているのは、在宅勤務やコロナ過を通して、ユーザーのオンラインコミュニケーションの能力が向上したことに加え、3D技術や通信技術、PC・モバイル端末の発達によって、より現実的に感じられる仮想空間が生まれてきたためでしょう。
オンラインや仮想空間で過ごす中で、ユーザーの価値観も変化しつつあります。今後、例えば現実世界で洋服を買うよりも、仮想空間上の自分自身であるアバターの洋服を変更するために課金をするといったユーザーが生まれてくるかもしれません。
ゲームやアート、音楽といったエンターテインメント分野での活用が目立ちますが、ビジネスにおいても実用化が進んでいるのも事実。
仮想通貨による投資やメタバース事業を新しいビジネスチャンスと位置づける人々も少なくありません。
メタバースの動向には今後も注目です。