今まで、家庭で使われるパソコンの多くは、WindowsとMacの2種類に分かれていました。
パソコンの基盤となるソフト「オペレーティングシステム(OS)」の種類で分かれます。
Microsoftが開発している「Windows」を搭載したパソコンと、Appleが開発している「macOS」を搭載したパソコンの2つです。
実際にはたくさんのOSがあり、用途に応じて別のものを使用している方もいますが、一般的に家電量販店などで売られているパソコンは、この2種類でした。
そこに、近年新しいパソコンが加わっています。
「Chromebook(クロームブック)」といって、Googleが開発する「ChromeOS」を搭載したパソコンです。
テレビCMなどでも「起動が早い」「動作が安定」と謳うものが流れているので、見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Chromebookを使うには、Googleアカウントが必要です。
Googleアカウントを使うことで簡単に設定でき、別のChromebookに買い替えた場合でも、同じアカウントでログインすることで、設定が引き継げます。
また、Androidスマホのアプリを、Chromebookで使うこともできます。
Androidスマホは、同じGoogleが開発したOSを使用しているので、Google Playにあるたくさんのアプリを使用することができます。
このように、使い勝手のよさそうなChromebookですが、WordやExcelなどのソフトをインストールすることはできません。
では、WordやExcelを使いたい時はどのようにすればいいのでしょう。
1.Web版のOfficeを使う
マイクロソフトが提供するWeb版のOfficeで、編集が行えますが機能が限定されます。Microsoft365に関連付けられたアカウントであれば、ほぼすべての機能が使えます。
2.Googleのオフィスツールを使う
Googleからも、文書作成や表計算、プレゼンテーションを行うツールが提供されています。
ファイルをダブルクリックで開くということはできませんが、WordやExcelのファイルを取り込んで開き、編集することもできます。
今までWordやExcelを使って文書を作ってきた。今後も作り続けたいという方には、Chromebookは向いていないかもしれません。
文書作成は少しだけ。ネットやメールがほとんどという方は、選択肢としてChromebookを検討されてもいいのではないでしょうか。
Googleのオフィスツールは、他の人とファイルを共有したり、同時編集ができたりといった使い方ができ、近年仕事で使う方も増えてきました。
ハロー!では、Googleオフィスツールの講座もリリースされています。
今後、さらに講座が開発されますので、気になる方はスタッフまでお声がけください。