仕事や趣味でパソコンを使う時間が長い方にとって、「マウス腱鞘炎」は無視できない問題です。
手首や指が痛むと、作業効率が落ちるだけでなく、放置すると慢性的な症状につながることもあります。
今回は、腱鞘炎の原因や予防法、さらに簡単にできるストレッチをご紹介します。
マウス腱鞘炎って何?
腱鞘炎とは、腱(筋肉と骨をつなぐ組織)と腱鞘(腱を覆う保護膜)の間で炎症が起きる状態を指します。マウス腱鞘炎は、特にパソコン作業中の反復的な動作や不自然な姿勢が原因で起こります。例えば、
- 長時間マウスを握り続ける
- 手首を曲げた状態で操作する
- 無理な力を加えてクリックやスクロールをする
といった動作が負担となり、腱鞘炎を引き起こします。
予防するためのポイント
作業環境を見直す
マウスやキーボードの高さが体に合っているか確認しましょう。肘が直角になる高さが理想的です。
手首の負担を減らすリストレストやエルゴノミクスデザインのマウスを活用するのもおすすめです。
作業時間を調整する
1時間作業したら、5~10分の休憩をとるよう心がけましょう。タイマーを設定するのも便利です。
休憩中は軽く指や手首を動かして血流を促しましょう。
力を入れすぎない
マウスを軽く握り、クリックやスクロールの際に必要以上の力を入れないように注意してください。
簡単にできるストレッチ
作業の合間に取り入れられるストレッチを2つご紹介します。
1.手首回しストレッチ
- 手を握り、軽く拳を作ります。
- 手首を時計回り、反時計回りにそれぞれ5~10回ゆっくり回します。
- 肩や肘を動かさず、手首だけを意識するのがポイントです。
2.指のストレッチ
- 手をまっすぐ広げて、指を最大限に開きます。
- その後、ゆっくりと指を曲げて握り、拳を作ります。
- この動作を10回繰り返しましょう。
これらのストレッチは、筋肉や腱を柔らかく保ち、血流を改善するのに効果的です。
まとめ
マウス腱鞘炎は、日々のちょっとした工夫で予防できます。環境を整え、適度な休憩とストレッチを取り入れることで、手首や指の負担を軽減しましょう。パソコン作業のパフォーマンスを高めるためにも、自分の体を大切にすることが重要です!
定期的にケアをして、快適な作業環境を維持してくださいね。