基本的な使い方
PROPER(プロパー)関数とは、アルファベットの名前表記のように最初の文字を大文字にして、残りを小文字データに変換する関数です。
半角入力は半角の状態で変換出力され、全角入力は全角の状態で変換出力されます。
なお、日本語の文字列に関しては何も適用されず、そのままの状態で出力されます。
PROPER(文字列)
変換できました!
仕事に役立つPROPER関数
業務でこんな場面はないでしょうか?
「基本的な使い方」の例では、変換元のセルの内容がすべて英語(ローマ字)でしたが、
PROPER関数は日本語が混じっていても、英文字部分の先頭を大文字、2文字目以降を小文字に変換できます。
考え方は「基本的な使い方」と同じ。
A3セルを変換してB3セルに表示するには、
「=PROPER(A3)」
と記述すればOK。
これでA3セルの「EXCEL基本」を「Excel基本」に変換してくれます。
変換元のセルに記述された漢字やひらがな、カタカナ、数字などは変換されません。
その他の便利な使い方
PROPER関数はローマ字入力されたデータを統一するときに使います。
すべてのデータを統一するという目的で使われることがほとんどです。
大文字、小文字を統一することができても全角で入力された場合はどうでしょうか?
全角半角をPROPER関数で統一することはできません。
そんな時はASC関数と一緒に使うと便利です。
ASC(PROPER(文字列))
ASC関数は全角を半角にする関数で、PROPER関数と合わせて使うことで、
半角で先頭を大文字、残りは小文字のデータに統一させることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
データ量が多くなってきたときに、一気に書式を統一できると作業量が減りますね。
この作業は関数でできないか?と考えるようにするといいですよ。
Excel関数は組み合わせて使うことができますので、こんなことできないか?
組み合わせて使ったらどうなるか?など試してみるのをお勧めします。