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DXとは

IT関連情報

最近ニュースで「DX(ディーエックス)」とか「デジタルトランスフォーメーション」という言葉を聞きます。何のことかご存知でしょうか。

DX(ディーエックス)
「デジタルトランスフォーメーション」の略で、デジタル技術の広がりによって、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること。
ビジネス用語として使われる場合は、デジタル技術とデータを活用して仕事のしくみや製品、サービス、組織などを変えて、他の会社よりも利益を上げる仕組みをつくるような意味。

デジタル技術を使って世の中を便利で快適にすること
デジタル技術やデータを使ってサービスや会社の仕組み、働き方を変えていくこと
と覚えると良いと思います。

DXとデジタル化

IT化やデジタル化って言葉もありますが、DXとは何が違うのでしょうか?

目的が違います。
IT化やデジタル化の目的は、仕事の効率化。
例えば、紙の資料をWordやPDFのデータにすれば、いつでも修正できるし、コピーや印刷の手間も無くなります。
一方のDXの場合は、デジタル技術はあくまで道具として使うもので、目的は働き方やサービス、会社の仕組みを変えていくことなのです。

デジタル化して今まで使いづらかったものが使いやすくなればうれしいですよね。
そういった新しいサービスや製品をつくることができれば、会社もより成長できる可能性がありますし、働き方が変われば長時間労働や転勤の必要もなくなって、より自由な環境で働けるようになるかもしれないですね。

日本でのDX

最近ニュースでDXっていわれているのはどうしてでしょうか?

デジタル技術がいろいろなところに広がっていて、新しいサービスや仕組みをつくりだせるようになってきたということでしょう。

AIやクラウド、5G、VRなどの技術はどんどん進化していて、データを集めたり、分析したりする環境が整ってきたのですね。
データを集めて分析することはとても重要で、企業にとってより良い製品やサービスを作って成長するチャンスが増えているのです。

例えばネットショッピングで買われた商品の情報も分析されていて、ユーザーの不満や問題を解決して製品やサービスがどんどん良くなっています。

日本の場合は昔のシステムを今も使い続けている会社が多いので、変化がはげしい時代に対応するためにはDXの取り組みが必要という事情もありそうです。

DXの事例

農業の分野ではドローンとAIを組み合わせて、農薬の散布を自動化するような仕組みがあります。
AIでデータを分析して、害虫の発生している場所を中心に農薬の散布をすることで、なるべく農薬を使わないようにできるからとても効率的なんだそう。
農家で働いている人の負担が減りそうですね。

動物を管理するような仕事の場合は、センサーやカメラで動物の体調や行動をコンピューターが確認して、異常があれば知らせてくれるような仕組みも。
毎日、人が動物の状態を確認していると、どうしても時間や体力、費用が必要になりますが、センサーやカメラとAIを組み合わせればコンピューターが24時間休むことなく働いてくれます。人がやっていた大変な作業をAIに任せることができれば、作業の負担が減り、人手不足も解消されますね。

DXの課題

DXにも課題はあって、「何のためにDXに取り組むのか?」という目的がないままデジタル化をしても、単に効率化するだけで終わってしまいます。
効率化も大事なことですが、重要なのは問題を解決したり、仕組みやサービス、働き方を変えたりしていくことです。

まとめ

私たちも、生活の中で不便に思うことについて、デジタル技術で解決する方法がないかと普段から考えてみましょう。

DXによって解決できることがあるかもしれません。